プロフィール

整体師 松田博明

私は高校生の頃からボクシングをしていました。そのため、減量やハードな練習で怪我をすることも多く、試合直前に手を骨折してしまったこと もあります。これらの経験から、トレーニングなどで技術を磨くことはもちろん大事だが、何より体のコンディションが整っていなければ、せっかくの努力が無駄になってしまうと考えるようになりま した。この頃から、日常生活の中に体をケアする習慣を取り入れるようになりました。周りが大学を卒業する頃まで、私はボクシングを続けながらアルバイトを転々としていました。ガソリンスタンドから始まり、飲食店、引越し、解体業、倉庫の仕分け、さまざまな仕事を経験 しましたが、要領が悪く、どこで働いてもうまくいきませんでした。ボクシングを引退した後も相変わらず何をしてもうまくいかず、将来のことを考え、焦っていまし た。そんな時、スポーツジムで出会った鍼灸師さんと、体の使い方やケアの方法について話し込むようになり、そうした会話の中で「まっちゃん、この仕事向いてるよ」と言ってもらったことがきっ かけで、手技療法の世界へ進むことになりました。

23歳のとき、大川学園医療福祉専門学校に入学し、整骨院で働きながら柔道整復学科で学ぶよう になりました。 整骨院での研修期間(6ヶ月)を終え、実際にお客様の施術を行うようになって1ヶ月ほどする と、お客様から「次もあなたを指名するわ」と言っていただけるようになり、これまで何をやって もダメで、誰かに必要とされることがなかった私は、とても驚きました。驚いたと同時にとても幸せな気持ちになったことを覚えています。 勉強は得意ではありませんでしたが、不思議と体のことを学ぶのは苦になりませんでした。
授業以外でも、専門学校の図書館に所蔵されている、整体関係の本を読み漁りました。専門書を読むことは、様々なアプローチを知ることができ、楽しくて仕方ありませんでした。専門書の中で特に影響を受けたのは、オステオパシーの「身体は一つのユニット」という考え方 に基づき、自然治癒力を高めるアプローチです。オステオパシーの考え方は、今の施術観にも繋がっています。本を読むことと同じくらい楽しく、今に繋がっていることと言えば、専門学校の友人と、手技療法について意見を交換しながら学びを深めたことです。
腰痛の原因について 仙骨の重要性 オステオパシー カイロプラクティック 東洋医学 現場で感じたこと、最近読んだ本のこと、などをテーマによく会話をしていました。このような会話から、少しずつ自分の中で「手技療法の輪郭」が形になっていくのを感じまし た。

学校を卒業後は、いくつかの整体院で経験を積ませていただいておりました。現場では、私のアプローチ(施術)に対し、「整体って痛いものだと思っていたけど、強く押さ なくても良くなるのね」や、「諦めていたけど、松田さんの施術で楽になりました」といった言 葉をいただくようになりました。
私のアプローチ(施術)とは、関節・膜組織・神経・内臓など、より多角的な視点から体にアプ ローチし、今と同じく優しい圧で体に触れる方法です。当時一般的だった「症状の原因は筋肉にある」という考え方に対し、現場での成功体験が一致し ないことに違和感を感じ、独立を決意しました。

2014年、東京・中野区で整骨院を開業し、現在に至るまで、さまざまなお悩みを抱える方々の施 術に携わってきました。私と同じようにスポーツに打ち込み、試合前に怪我をしてしまった方も多く来られました。競技はボクシングに限らず、テニス、サッカー、野球、柔道、バドミントンなどさまざまで、競技 特性や体の使い方に合わせて対応してきました。
自分自身が現役時代に怪我やコンディショニングで悩んだ経験があるからこそ、対応できる場面 が多かったと感じています。もちろんスポーツだけでなく、デスクワークや立ち仕事、育児など、さまざまな生活背景を持つ 方々とも関わらせていただいています。お一人おひとりの人生に、ほんの少しでも貢献できることが、私にとって大きな喜びです。ご縁があり、現在は関西を中心に活動していますが、東京で出会った方々のおかげで今の自分が あります。そのため、毎月月初の3日間は東京へ出張し、継続して施術をさせていただいています。体が整うと、精神的にも「安心する」と言っていただけることがあります。そうした言葉をいただくたびに、この仕事を選んでよかったと感じます。